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VTuber 2019.12.31

VTuber業界のキーパーソンが語る 2019年の出来事と2020年の展望

2019年の締めくくりとなる企画記事は、VTuber業界を支えた方々からの特別コメント記事です。「Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ」「Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど という質問に回答していただきました。(敬称略/順不同)

Ficty 共同創業者 & プロデューサー
二宮明仁

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

VTuberブームが一巡し、業界内のプロダクション、イベントの淘汰が急激に進んだ激動の環境で、「コンセプト」の強さがとても重視された1年になったなと感じています。Fictyは「Virtual x Music x Fashion」をテーマに活動していますが、アーティストたちの頑張りとファンの方々の応援のおかげで充実した1年になりました。

KMNZに関してはバーチャル/リアルを超えた音楽ライブ/イベントの出演やKMNZCFの盛り上がり、そして1stオリジナルアルバムKMNVERSEがiTunes総合4位, Google Play Music1位にチャートインしたことが印象的です。somuniaはnyankobrq、ワニのヤカにfeaturingされたtwinkle nightのミリオン再生突破、level up projectの盛り上がり、そしてfable in sleepなど話題が続きました。

印象的だった出来事を3つあげると、FAVRIC, 神椿STUDIO, にじさんじVtLをあげたいです。FAVRICはまさにFictyのテーマでもあるVirtual x Fashion x Musicをテーマにしたイベントで、KMNZにお話いただいた時本当に嬉しかったです。神椿STUDIOさんは、新時代のアーティスト・クリエイターブランドをつくろうとする真摯な姿勢がとても共感できいつも刺激をもらっています。そして、にじさんじVtL。この1年はVTuberという言葉よりもにじさんじという言葉の方が多く語られた印象を受けますが、それだけ新時代の配信者達に、にじさんじという仕組みがフィットしたのだなとVtLの熱狂をみていて強く実感しました。3つとも目指す世界観が明確で強い「コンセプト」があり、業界の可能性を大きく広げてくれたと感じています。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

2020年は「コンセプト」がより大事になると考えています。VTuberがトピックだった時代ではなくなり、XR Techを土台にしてどのような世界観や、体験を伝えたいのかが焦点になるかと。

来年はよりKMNZ、somunia各アーティスト達の世界観を提示したライブやイベントをファンの方々とつくりあげられたらと考えています。また、中村さんそ、nyankobrqをサポートしてるunireの活動、またFictでは、ぼっちぼろまるチームとのプロジェクトをはじめ、バーチャルカルチャーを表現する様々なクリエイターとのコラボプロジェクトを展開予定です。

今後もより業界関係者の皆さんとバーチャルカルチャーを掛け合わせることで音楽・ファッションの領域を拡張することができたらと考えています。引き続き自分たちなりの挑戦を続けていくのでアーティストやプロジェクト共々ぜひ2020年も応援いただけたら幸いです。

株式会社Wright Flyer Live Entertainment 代表取締役社長 / グリー株式会社 取締役 上級執行役員
荒木英士

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

2019年は、Vtuberによる音楽ライブの年だったと思います。数千人単位のライブが多く開催され夏フェスにも進出。またVRライブプラットフォームも複数登場し、Vtuberをリアル・バーチャルどちらでも近くで体験し共に盛り上がることができる機会が増えました。さらにアイドル部が切り拓いたネット有料配信で収益軸が拡大したことはビジネス的にも大きな意義があったと考えています。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

2020年に期待することは2つあります。現在はにじさんじやホロライブをはじめとしたライブ配信グループ勢が有力ですが、それだけでなく動画勢や個人勢など収益を生み継続できるVtuberの多様化が進むこと。そして、タレント活動以外でもアバターを使って人生の可能性を拡げる事例が増え、アバター人類が増加することです。

当社としては、前者についてはKMNZをはじめとした所属Vtuberで、後者についてはREALITYで推し進め、誰もが「なりたい自分で、生きていく」ことのできる社会を創っていきたいと思います。

株式会社ZIZAI IRIAM事業部マネージャー
細田 航星

Q1 2019年のVライバー事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

1つ目が、IRIAMも含めた「キャラクターのライブ配信プラットフォーム」の可能性が見えたこと。そこで活躍する「ライバー」という存在は、いずれYouTuberやVTuberよりも広い影響力持つようになると感じた一年でした。ただ、その日が来るのはずっと先のことなので、IRIAMとしては既にその価値を支持してくれているユーザーの皆さんと、焦らずコツコツ歩みを進めていきたいと思っています。

2つ目が、「コミュニティの熱量」の重要性です。オンラインの濃いコミュニティがあり、それがリアルイベントなどを通じてファンの熱量によりさらに押し広げられていくーーこの一年、そうした光景がたくさん見られたように思います。IRIAMでも、ニコニコ超会議2019で独自の技術を使った「IRIAM超バーチャル握手会」を行ったとき、その価値を肌身に感じてハッとさせられました。そのときに見た景色は、この一年で最も忘れられません。

Q2 2020年のVライバーはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

一説によると、2020年は「国内のライブ配信市場がYouTuber市場を超える年」とも言われているようです。個人的には、その中で「IRIAMこそが“キャラクターとして配信すること”の価値を牽引するんだ……」という気持ちで、新しい展開を推し進めております。

いま最も注力しているのはイラストの機械学習で、IRIAMでは誰でも「たった一枚のイラスト」があれば簡単にキャラクターとして配信ができるようになります(ぜひデモ動画を見てください!)。この展開を通じて、より多くの「キャラクターになって配信したい人」に開かれたプラットフォームとしてじっくり拡大していくことが、この一年の目標です。

そして、そんな未来に向けて一緒に働いてくれるメンバーも探しているので、もし興味を持った方は気軽に連絡をくださると嬉しいです

株式会社カスタムキャスト 代表取締役社長
川崎大和

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

バーチャルマーケット3が、70万人の来場者を得て大成功されていたのが印象的でした。
協賛企業にもリアル世界の著名各社が名を連ねており、ごく普通の人がアバターになって、
バーチャル世界を訪れる日がさらに接近しているのを感じます。
また、ゆるキャラグランプリ2019(企業・その他)で、オシャレになりたい!ピーナッツくんが優勝されてましたね。

地上波やリアルキャラでの露出も多く、VTuberがより一般認知され、より身近なものになってきています。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

VTuberがより身近になるにつれ自分でもなりたい、もっと手軽に作りたい、作るだけでなく場所や気分に合わせて、毎日でも着替えたいと思う人が増えていきます。

またVTuberの活動場所は、動画や生配信だけはありません。リアルタレントがTwitterやインスタ投稿するように、SNSも活動領域です。

思った時に、手軽に変身するには、最も身近にあるスマホが一番。カスタムキャストはスマホでのキャラメイク表現や使い勝手を、さらに高めていきます。思った時に、思った姿をすぐSNS投稿できます。

VRM出力にも対応しましたので(※)3D空間に飛び出したい気分の時は、他サービスで。これももっと増えるといいですね。

さらに・・全く新しいバーチャルキャラクターの楽しみ方を、自社でも鋭意開発中です。
ご期待ください!

(※)THE SEED ONLINEへの出力となります

株式会社ミラティブ 代表取締役社長
赤川隼一

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

昨年末はClusterやVARKが年末ライブを行い、年始にNHKで番組放送!というスタートだったわけですが、狂騒期を超えたあとの10月幕張メッセでの「にじさんじ MusicFestival」の熱気には、ブームを超えて「存在」として完全に浸透したさまを見せつけられ、驚異的なものを感じました。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

VTuberも1万人を超え、VTuberという自覚は特に持たずMirrativでエモモを着た状態でアバター配信をしている人も100万人を超えました。

2019年に圧倒的な完成度を見せつけたOculusQuestがさらに広がっていく中で、いよいよVRのコミュニケーションプラットフォーム的なユースケースの浸透もじわじわと進んでいくはずです。もはやブームでもトレンドでもなく、Twitterのアイコンのように「当たり前」に浸透・進化していく2020年になると思います。とても楽しみです。

なお、エモモ、気づくとむちゃくちゃ可愛く尊くなってるので、ぜひ触ってみてください。

茨城県営業戦略部
プロモーション戦略チーム

Q1 2019 年の VTuber 事情や取り組みを振り返って,印象的だった出来事・トレ
ンド・コンテンツ

2019 年は従来の動画による茨城県の魅力発信だけでなく,生放送やイベントへの取り組みなど,より幅広い活動で可能性を感じ取れた一年でした。サブカル層向けの国内最大級のイベント「ニコニコ超会議 2019」への出展,茨城県で行われた国内初の試みである国体文化プログラムでの「全国都道府県対抗 e スポーツ選手権 2019 IBARAKI」での総合 MC では、生出演で多くの方と接することができたのが印象に残っています。

様々なイベントを通して改めて茨城の魅力を知った,行った,食べたなど嬉しい反響をいただき更なる可能性を感じた一年でした。

Q2 2020 年の VTuber はどうなりそうか,展望や抱負,読者へのメッセージなど

自治体や企業の VTuber が次々と登場し,みなさんが各 VTuber のキャラクタ
ーを積極的に発信していく年になると思う。

本県でも,茨城の魅力を発信するという使命に燃える「茨ひより」のキャラクターを前面に出して,これまでの動画配信,イベントへの出展のほか,他のVTuber とのコラボなど新しいことにもチャレンジしていきたい。今後は,国内だけでなく海外にも活躍の場を広げ,「茨ひより」及び「茨城県の魅力」の認知の更なる拡大を図っていきたい。

株式会社ユーザーローカル(バーチャルYouTuberランキング) 社長
伊藤将雄

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

オンラインのライブプラットフォームの枠を超えて、リアルでのライブイベントが多く開催されるようになったのが印象的でした。この流れにあわせて3D機材導入が進み、2D
VTuberが多数3D化したこともファンとしてうれしい出来事でした。

また、Vtuberチップスの発売・人気化もインパクトが大きく、バーチャルYouTuber業界の市場規模を大きく引き上げたと思います。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

2019年段階でチケットがなかなか取れない状況になっているリアルライブイベントが、2020年には需要に合わせて増加すると思います。音楽ライブだけでなく、テレビ・ラジオ、小説、演劇、ゲーム、雑誌など、エンタメ産業により食い込んでいくのではないでしょうか。

さまざまなメディアでVTuberとの接触機会が増えるのが楽しみです。

Shinta VR 代表
宋 知勲

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

2019年も引き続き、インドネシアをベースに活動してまいりました。自社キャラクターの取り組みに加え、インドネシアでは初の企業様との共同プロジェクトもスタートすることとなりました。インドネシアでの弊社のVTuberの取り組みを認知された企業様が日々増えていると感じております。

また、マーケットの特徴として、日本のいわゆる萌えキャラクターも人気ですが、ローポリのシンプルなキャラクターやペットのようなキャラクターなど、日本とは違ったキャラクターも受け入れられる土壌があると感じてます。

また近年、インドネシアでは、特にesports市場が大変盛り上がっているため、ゲームプレイに特化したVTuberをプロデュースしたり、大会イベント向けに取り組みを考えても面白いかもしれません。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

弊社としては様々なジャンルのキャラクターを自社、企業様と共同でプロデュースしていき、インドネシアならではのキャラクターを引き続き模索して参ります。

また、日本であったように、インドネシアでもキャラクターを使ったドラマの制作を計画しております。

その他には、オフラインイベントが根強いので、XRを活用したオフライン前提にした取り組みを増やして行きたいと思ってます。

これからも応援よろしくお願い致します。

株式会社バーチャルキャスト CVO
みゅみゅ

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

今年度のバーチャルキャストでの大きな出来事としてはVCIシステムの提供・そして音声のサーバサイドミキシングシステムの提供となります。
VCIシステムはスクリプトで自由にプログラムを組みそして簡単にVR空間に持ち込めるシステムの提供で、UGCの活性に留まらず今までVRで何か制作物を作る時のコストや障壁が格段に下がったと感じてます。

音声のサーバサイドミキシングで今までバーチャルキャストの欠点であった音声のクオリティが格段と上がり、vTuber同士のコラボ放送から始まりVCIを利用したユーザ同士のコミニュケーションツールとしても発展していっております。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

バーチャルキャストは【リアルとバーチャルのコミニュケーション】を軸に考え、配信にとらわれずもっともっと大きなコミニュケーションツールとして今までにみたことない世界をみなさんにお届けしたいと考えております。

参加してる人も楽しい、見てる人も楽しい、そしてそれが配信以外に広がる世界
色んな人がインターラクティブに干渉しある世界の構築を目指してがんばりますので、みなさん温かい目で見守ってください。

株式会社BitStar VTuberユニット 事業責任者
林雅基

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

印象的だったのは弊社主催で今年の9月から月に一度開催しているリアルファンイベント「わくわく!VTuberひろば」でVTuberさんとお話して感激しているファンの皆さんを見たことです。リアルイベントを開催して良かったと思う瞬間でした。

あとやはりそれに関連して歌系のVTuberさんやイベントなどエンタメよりの活動がかなり増えてきたなと実感する年でした。
規模が大きいイベントではFAVRICやDIVE XRなどがあり、VTuber業界を大きくしていくんだという思いが感じられました。

弊社もそうですが、キャラクターを育てることやイベント、プラットフォームにそれぞれ注力したりと、各企業の方向性が明瞭になってきたと感じる一年間でした。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

VTuberが2017年末に流行して早3年目、新規層が入り続けるような土壌を作ることができるかが鍵になってくると思います。
そして何といってもオリンピックがあるので、多くの海外の方にVTuberを見ていただける機会を作れればなと。

弊社としては、VRデバイスが低単価に手に入るようになってきた今こそ、普及のために尽力していければと思います。

より多くの皆さんに弊社独自で開発をした『わんおんわん』や『3Dチェキ』などのアトラクションをイベントで実際に楽しんでいただいて、「AR/VRって面白いじゃん!」「HMD買ってみよう!」と思ってもらえれば幸いです。

VTuber界隈は意外とVR体験をしたことがない人が多いので、「わくわく!VTuberひろば」がきっかけでHMDを買う人が増えたら嬉しいです。

ベンチャー企業の使命は市場を作ることもそうなのですが、各社と連携して未来を今に変えることにあると思います。
SAOみたいな世界は百年後にはできるかもしれない、けれどいまそうなったら面白い。
既にVRChatやバーチャルキャストさん、ClusterさんのようなVRプラットフォームがあるので、弊社の役割としてはリアルとVRの繋ぎ目役として皆さんと共に歩んでいきたいと思います。

ピクシブ株式会社 執行役員 VRoid Studio開発責任者
清水智雄

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

pixivという視点で見ると、企業VTuberはIPとして確立した年。去年まではまだまだ行き先不透明で、企業側も手探り状態であったと思う。

今はある程度方法論やマネタイズの手段なども定まり、中長期で計画的に運営していける状態になってきているのでは。そして、個人VTuberはクリエイターの表現、活動の一つのフォーマットとして当たり前になった年。クリエイターの作品を発信することの自由度が増し、今まで諦めていた人に対しても新しい道ができた。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

希望としてはVTuberファンの更なる広がり。ある程度の規模感は得られたと思うが、まだまだ局所的。それに対しては日本のエンタメ本家本元の芸能界からのVTuber進出がやはりカギになるのかも。すでに大手芸能事務所の進出などが今年始まっているが、さらに本格化する可能性がある。波乱も生む可能性があるが。

pixivとしてはVTuberとそのファンがお互いに楽しみ続けられるようにFANBOXやBOOTHを中心にもっともっとサポートしていきます。VRoidプロジェクトはVTuberを含め、自分のアバター・キャラクターを持ちたい人、持ってる人が楽しめる革新的な価値をお届けしていきます!僕自身がワクワクしちゃってるぐらいなので、2020年もぜひご期待ください!!

株式会社シーエスレポーターズ 専務取締役 Gugenka事業統括
三上昌史

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

エイベックス・テクノロジーズが開発したブロックチェーン「A trust」をGugenka®のデジタルフィギュアサービス「HoloModels」に採用し、東雲めぐの「直筆デジタル版画」を販売し、完売!

・HoloModelsとブロックチェーンについて
https://gugenka-marketplace.jp/takuanman-art.php

また、人気Vtuberの「HoloModels」もラインナップに登場!

・HoloModels
https://gugenka-marketplace.jp/holomodels/

当社の事例だけでなく、VRライブなど、バーチャルならでは新しいビジネスが定着し始めた年だったと。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

VRChatなどのVRソーシャルやcluster、VARKなどのVRライブに期待しています。やっぱりバーチャルな世界で”会いたい”じゃないですか!
「バーチャルなYoutuber」を超えた世界を2020年に期待しています。
バーチャルな世界で仕事ができたり、買い物ができたり。そして、Vtuberのコンサートに行く。
2020年はリアルのようなバーチャルな世界が身近になる年。Gugenkaも具現化していきます!

フリーランス
エハラミオリ

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

バーチャルYouTuber事情で言えば、MonsterZ Mateを始めとするバルスの方々が、3Dコラボを活発化させていたのが痛快でした。企業でのバーチャルタレント運営は費用対効果という言葉と常に向き合い続けることになるんですが、いつかは必ず打ち破らなければならない「同じ空間に存在する」という簡単そうに見えるブ厚い壁に真っ向から挑む、そんな博打は応援すべきだと思います。

僕が携わっている取り組みに関しては、色々ありすぎて書ききれません。強いて言えば、内情では色々ありながらも比較的平和な活動を続けられていることに感謝するばかりです。運営側とタレント側でお互いに不平不満はあるでしょうが、大概どっちもどっちのパターンが多いので、喧嘩しながらでも少しずつ前に進めたらそれに越したことはありません。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

2020年のバーチャルYouTuberがどうなるかとか全然わからないので、この場を借りてあえてバーチャルYouTuberとして活動している人達へメッセージを送らせて頂きます。

この業界は誰もが素人です。みんながそれぞれ痛い目を見ます。
タレントさん、運営、ファンと、属人性の高い文化ですので、「人間」のトラブルがとにかく多いです。時には人を信じられなくなるようなことも起きるでしょう。
だからと言って、何かを盾に取って自分の正当性を主張していても良い結果は生まれません。

自分が選んだ環境の中で何を選んで何を捨てて、どう動くのか。そして自分の行動に自分自身で責任を持てるのか。
それを常に一生懸命考えていれば、自然と様々な側面が見えてくるようになると思います。上手く立ち回ってください。意志はちゃんと伝えるかあえて隠すかのどちらかにしてください。失敗は経験値にしてください。

乱暴な言い方をすると、運営は貴方を有効活用しようとする人々です。そして、貴方も運営を有効活用しようとしなければなりません。それが成された時に初めて運営とタレントさんのフラットな関係が生まれます。

ここまで全部自戒のつもりで書いたので、2020年はお互いにもっと歩み寄れたらいいな、と思います。

テレビ朝日「超人女子戦士ガリベンガーV」担当ディレクター
タカマツD

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

手前みそではあるのですが「超人女子戦士ガリベンガーV」の放送開始です。
正直言うと私は番組を担当することが決まるまで、お恥ずかしながら全くVTuberと呼ばれる方々のことを知りませんでした。VTuberの存在を知れたことが、私としては2019年最大のニュースです。

さらに今年の夏に開催した当番組のイベントには、想像をはるかに超えたお客様が駆けつけてくださり感激しました。
中でも、番組スタッフがジョークで作った「英二Tシャツ」が一瞬で完売するなど、想像を超えたお客様の熱量に、本当に驚きました。盛り上がってくれたお客様に、心から感謝しております。

バーチャルはバーチャル、リアルはリアルという、普通に考えたら誰もが当然ぶち当たる「何か」をうち壊す新しいスタイルの番組が作れたのでは?と感じられたのが、今年1年間がむしゃらに走り抜いてきた感想です。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

2019年、バーチャルと現実の垣根をこえる試みは多数行われてきましたが、それはあくまで「視覚」と言う限定条件下だと思います。ファンの方々がAR/VRで満足できなくなってきた時、次に何を求めるだろうと考えると…私は「触れる」ことではないかと思います。技術革新で相手の「体温」まで感じられる方法が登場することを私も期待しています。

正直なところ、私にとってVTuberは既に完成されているようで、全く先の見えない存在です。だからこそ2020年も、「先入観」というものに支配されているいまのコンテンツ業界を、いい意味でかき乱してくれると信じています。みなさまが想像出来る「スゲー!」事を、また一歩超えてもらいたい!と思っています。

番組が2年目に突入する今、そんなバーチャルとリアルの壁を壊すお手伝いをするために、番組スタッフ一丸となって様々な「プロジェクト」を立ち上げています。…テレビマンの底力を、お見せできればと思います(笑)

エイベックス株式会社
まりなす(仮)プロデューサー

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

今年は成長と分裂の一年だったなと思います。広がったvtuber文化が、カテゴリの近いところで集まってまとまり、それぞれが成長し、ある程度のラインまで上がりきったなと。音楽のジャンルで言えば、今年はリアルもバーチャルもライブが非常に増えた一年でした。

幕張メッセ規模のフェスや、各ワンマンライブなど。それが出来るところまでは来た、という感覚です。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

このまま同じようには行かないかなって言う印象です。良くも悪くも、来年は変化の年になるかなと。それぞれのプレイヤーが今年の経験を活かして、それぞれのフィールドで変革を起こしていくと思います。音楽ライブの面で言うと、スマホでのVR/ARライブは一つトレンドになると考えています。

まりなす(仮)は来年やることが明確に決まっているので、そこに向かって突っ走っていきます。界隈を盛り上げていけるように色々仕掛けて行きますので、お楽しみに!

中京テレビ放送株式会社 ビジネス開発部 副部長
河原 理雄

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

我々がVTuber事業をスタートした2018年は、名古屋ではVTuberはほとんど知られていませんでした。今年は2月:キミノミヤが大村愛知県知事から「あいち観光バーチャルサポーター」委嘱、6月:「ナゴヤVTuberまつり」満員御礼、10月:「ナゴヤVTuberまつりvol.2」クラウドファンディング目標227%で達成などVTuberカルチャーが名古屋にも少し届いてきた感があります。

他の地方にも徐々に広がっていることを感じ、大蔦エルが「#ご当地VTuber倶楽部」をスタート、根間ういチャン(沖縄)・舞鶴よかとチャン(福岡)・せんのいのりチャン(福島)と共にご当地VTuberアイドルユニット「日本烈島」結成。

先日音楽デビューしましたが、Amazon Music人気度ランキングで1位になるなどかなり大きな反響がありました。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

VTuberカルチャーを名古屋から全国へ(大蔦エル)、名古屋から世界へ(キミノミヤ)広めたいという想いで活動しており、その広がりを感じる2019年でしたが、2020年は更に加速すると感じています。

大蔦エルの「#ご当地VTuber倶楽部」、キミノミヤの「#UniVirtuals(海外VTuberをネットワーク)」を起点に、我々も事業を進めたいと考えています。名古屋発祥のイベント「ナゴヤVTuberまつり」も日本全国・さらには海外への展開も目指したいと考えています。

GEMS COMPANYプロデューサー
高橋祐介

Q1 2019年のVTuber事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

にじさんじさんの物凄い飛躍ですかね!本当に様々な角度から色々な取り組みをされており、コンテンツ量としても凄いなと感じています。私自身も楽しく拝見させていただいてますw

あとはヒメヒナさんのライブですね。もう圧巻でした。会場で拝見しましたが、すごいパフォーマンスと表現でめちゃくちゃ勉強になりました。またライブ行きたいですね・・・。

Q2 2020年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

どうなりそうかというのは中々言葉にするのも難しいなと思います。我々ゲームの世界でもそうですが技術の進化スピードは中々速いもので、表現的なものも新しく生まれてくると思います。バーチャルリアリティという言葉では表現しきれないようなものがもう遠くない未来に体験してもらえるようになりますよね。

我々としてはそういったことも含めて「驚き」だったり「楽しさ」をファンの皆さんに見ていただければなと思っています。GEMS COMPANYは5月にマイナビBLITZ赤坂でセカンドライブを行います。我々としてもファンの皆さんに楽しんでいただけるように、12人のメンバー達と2020年も色々チャレンジしています!是非遊びに来てくださいね!

株式会社17 Media Japan Business Development
V-Liver Team

Q1 2019年のVTuber/V-Liver事情や取り組みを振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

「17 Live」のV-Liverは、2018年8月スタート時の約100名から、1年でおよそ10倍の約1,000名規模となり、業界内でも随一の数となっています。

2019年に行なった取り組みとしては、リアルとバーチャルのコラボ配信、Activ8さんやその他多くの企業様とのオーディション企画やイベントを実施。さらにはV-Liverのみでリアルイベントも開催しました。

多くの取り組みを通して分かったことは、バーチャルとリアルの垣根を無くす新しい取り組みに、ファンだけではなく多くのユーザーから期待が寄せられていること。そして、ファンのエンゲージメントというのが非常に高いということでした。リアルイベントにおいては、当日来られないファンも、配信だけではなく、TwitterなどのSNSを使用し、「みんな」が一体感を持って、V-Liverを応援している様子が印象的でした。

(トピックコンテンツ)
■6月・・・Activ8さん協業『“アコガレを超えてゆけ!”V-Liverタレントオーディション』開催
■8月・・・V-Liverローンチ1周年、V-Liverのみでのリアルイベント開催
■9月・・・TGS2019にて「Vカツ」さんの新サービスと連携し発表会を実施、一般の方から事前に募集したアバターデザインの応募総数は約200点を超えました。
■9月・・・「17 Live」のサービス開始2周年を記念したイベント「超ライブ配信祭」で「V-Liverブース」を出展、ステージではキズナアイさんとのコラボも実施。
■10月・・・台湾で年1回開催しているライブ配信業界最大規模のグローバルイベント『第3回 ゴールデンフェザー』にて、「V-Liver賞1位」として初めてV-Liverが受賞

昨年8月、注目を集めスタートをしたV-Liver事業では、1周年の今年8月に約1,000名のV-Liverが活躍。業界最大規模となり、新しいコンテンツづくりを牽引し続けています。
今年は、イチナナライバーとV-Liverが語り合うコラボ配信を皮切に、Activ8と協業し、『“アコガレを超えてゆけ!”V-Liverタレントオーディション』を6月に開催。

8月には17 V-Liver単独でのリアルイベントを実施。9月の東京ゲームショウでは「Vカツ」と連携した配信アプリをお披露目。ライブ配信アプリから誕生したライドルグループ「EVERYDAYS」のメンバーをモデルにした「Vカツ」ママを募集したところ、226点を超える応募があり、反響を呼びました。

17 Liveの2周年を記念した「超ライブ配信祭」では、「V-Liverブース」含めた多彩なジャンルのブースが出展。ステージにはキズナアイさんが出演し、EVERYDAYSとのスペシャルコラボが披露されました。また親会社M17グループで行っている、ライブ配信業界の発展を目的としたグローバルアワード『第3回 ゴールデンフェザー』では、日本代表として「雛乃こまる」さんが「V-Liver賞1位」を受賞し、世界各国のイチナナライバーとステージに並びました。

上記を通して感じたものは、バーチャルとリアルの垣根を無くす新しい取り組みに、期待が寄せられていること。そして、リアルイベントが異常な盛り上がり、ファンのエンゲージメントが非常に高いことでした。当日来られないファンも配信やTwitterなどのSNSを通し、「みんな」が一体感を持って、V-Liverを応援している様子が印象的でした。

Q2 2020年のVTuber/V-Liverはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージなど

引き続き注目すべきは「V-Liverコンテンツの確立」そして「リアルとの壁を無くす」ことだと考えています。

今年行ったいずれの取り組みも、V-Liverをまだ知らない「17 Live」のユーザーに新しい「体験」をもたらした様子が印象的でした。

その一方でまだバーチャルの業界を知らないユーザー層にも、魅力を届け、ファンを増やして行く必要があると感じたと共に、その可能性は大きいことを強く感じています。

夢を持って活躍するバーチャルタレントのみなさんが、その想いをオーディエンスに伝え、今以上にトレンドを創っていくことが市場規模拡大に重要であると考えています。また今後も実施予定の多くの企画で、その夢を実現できる環境を整えていく予定です。V-Liverとしてライブ配信をしてみたいという皆さん、ぜひ日本No.1※ライブ配信アプリ「17 Live」で挑戦してください!

※自社調べ(2019年11月時点)

「17 Live」では、V-Liverとして活躍したい方を募集しています。認証V-Liverになりたい方は下記フォームからご応募ください。
*17 Live 認証V-Liver応募フォーム

この場を借りて、年の瀬のお忙しい中コメントをいただきました皆様に感謝の意をお伝えいたします。2020年も何卒よろしくお願い致します。(MoguLive編集部)


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